新規就農者のハウス建てを手伝う、平成30年

1月の16日、新年早早、新規就農者である、垣内君の(かいとうと読む)ハウス建ての結い作業です
垣内君は、石川農園の新規就農者研修施設で、2年研修し、今年から晴れて、産地の仲間入りします
就農地も、2転3転しましたが、なんとか、確保することが出来、資金も自己資金に借り入れで
まかなえたようで、このたび、就農となりました。 めでたし、めでたし・・・・

立地は国道沿いなので、直販もしやすいですけど、半面、雨天時など、国道の水しぶきが飛んでくるので
なにか、考慮が必要かなあ? ハウスも排気ガスなどから、汚れやすいしね・・
作業は、昨年、新規就農者研修施設を建てるときも、垣内君が研修生として、頑張ったので
さすがに、要領は判っているし、石川農園の三郎番頭が付いているので、実にきっちりできてます
誤差2cm以内を目指して、建てていますが、まあ、手伝いの人間の性格で、多少変わってしまいます
慣れて無い人の作業した場所は、手順を間違えてて、若干精度に狂いがでてますが
大方は、良い精度で組むことができました。 このハウスの精度は、僕が就農していらい細かくなり
現在は、本当にきっちり組まれています。 これは、まあ、研修生の性格もありますけどね
あまり、要求しない人なら、ここまで細かくないです。 組むときに、キチンと支柱にマーキングするとか
穴も、水糸張って、きっちり開けておくとかね、段取りもこまかいですし、支柱の根元にも、メッキの上にさらに
防錆塗料を塗るとか、しっかりやって置いた方が良いですが、 それも、施主の要求量によります
さらに、ハウスの強度も、使用する、背骨の管の口径の選択などで変わるので、それも施主の希望しだいです
今回は、背骨は普通の管でしたけど、中骨を追加し、そこで、クロスを組むという、強化型ハウスを
施主の垣内君が選択しましたが、その選択でも、ちゃんと補助金でます。

100mも離れてない、組合長の農場にも、昨年研修ハウス建ててますけど、組合長は、ハウスなんて
こんなもんだと言う考えがあり、昨年ブログに書きましたけど、もっと、柔だし、精度も無いし、防錆塗料も
塗ってはないけど、通常の栽培においては、たぶん、問題は無いんです。
ただ、中にカーテンを設置するとか、被覆を頑丈にして、秋に暖房機焚くとか、台風の時の耐性とか
考え出すと、組合長のハウスは、脆弱ですが、本人が必要としなければ、それで充分です

灌水装置の選択も、矢野管では無く、点滴チューブです、これは、石川農園研修農場と同じです
なので、肥料混入機も、高価な、ドサトロンが入りますけど、昔、僕がドスマチックを導入したとき
組合長が(たかが)トマトにドスマチックなんて、お前は何を考えているんだ!と言い放った事を思うと
隔世の感がありますね。 
僕も、現在は、ドスマチックより、給水ポンプの給水側に、ボールバルブを二つ取り付け
大量の液肥を吸わせる方式にしてるので、 今なら組合長の言う事も判りますけどね、
僕は、大量灌水型の方式なので、それでも良いですが、一棟毎、時間を掛ける方式の場合は
精密さが必要なので、ドサトロンの必要はあると思いますね・・・

ただ、産地の研修農場毎に、灌水方式が違うので、研修生はどれにしたらよいのか?
悩むと思いますね・・
僕としては、栽培の方向性、土質、水質、水槽の事、土作りについての思いで
最適灌水方法は決まると思うので、相談を受ければ、そのように答えます
ようは、就農者が、自分の灌水装置の特性とメリットデメリットを理解して、使いこなせれば
あとは、趣味と、好みかと思いますね・・

お昼ご飯の支度は、たいがい、親か、奥さんがやるのですけど、垣内君は単身者ですし
親も来なくて、なんと、本人が前日に煮込んだ男のカレーと豚汁でした・・
今回女性の助けは、石川農園の社長しかおらず、女性は組み立て作業より、こう言う仕事を
優先してお願いする事が多く、社長が、やってくれました、なので
石川農園のイチゴの差し入れもあって、美味しく頂きましたよ、イチゴも買うと高いからね
がっつり、イチゴ食べました・・もちろん、男のカレーと豚汁も美味しかったです 

垣内君は、現在、石川農園の寮に入ってますけど、本来なら、これで出ないとならないのですが
土地は見つかったけど、家が無いんですよね・・なので、しばらく、石川農園の寮暮らし、らしいです
実は、垣内君の農園の近くには、市営住宅があって、安価に入居できますけど・・
単身者は駄目なんですよね~ その点、3年前に就農した山田君は、就農と結婚というミラクルで
市営住宅に入居できたから、良かったと思います
まあ、垣内君が、婚約者を見つけられれば、その問題もクリアーできます
こればかりは、応援しようにも、僕もつてがありません・・
なので、まあ、いろいろ頑張れよーって、言うだけですかね? (笑)

まあ、僕も、まだまだ、がんばらないと、なりませんからね
もちろん、がんばります!