情報交換に、加子母に行きました

タキイの桃太郎 ワンダー
サカタのリンカ
サカタのレイカ
サカタの麗月

見分けつきますか?
レイカだけはハナイチトマトですけど
あとは、萩原農園の栽培品種です

レイカは、一番艶がありますけど、
これも、個体差によっては、差が付かないかも
しれません・・・・

産地の仲間ですね、産直農家の仲間です
もと、受粉用のマルハナ蜂の営業マンだった、萩原氏です


僕に、営業と言う仕事の意味を教えてくれた恩人です
僕は、建設技術者だったので
営業を知りません
営業って、御用聞きじゃ無いんです
一つの技術です、奥が深いんですよ

表に返すと、ヘタ周りには特徴が出ますね
リンカは、桃太郎に近いので、リンカとワンダーは
よく似ています
レイカと、レイゲツは、共にサカタの大様トマトだから
これも、よく似ています
レイゲツの方が、ちょっと、艶が弱く、桃太郎よりですね

食味については、重要ですね
まず、萩原農園のトマトと、うちのハナイチトマトは
品種以上に、主力肥料と、土作り資材が違うので

基礎的な、味わいに違いがあります
どっちが旨い不味いじゃなくて、味わいが違うんですよ
トマトの味は、品種より、誰が栽培したかの方が
差があるという実証でもあるんです

萩原農園で言うと、個人的に一番美味しいのは
レイゲツ! 次が、ワンダーで、リンカになります
やはり、リンカは、味が薄くなりがちですね
でも、桃太郎と言っても、ワンダー・・
レイゲツより、味が薄い・・・・
同じ人が管理してるので、これは品種差だと
言えるでしょう

うちのレイカは、方向性が違いますね
味はうちのレイカ、味わいが濃いです
土の違いがハッキリでてます

収量も、レイゲツ、多収性が高いです
リンカ、桃太郎に比べても、収量はひけをとりませんけど

サカタの大様トマトシリーズには、
長期多段栽培するには、栽培上の欠点みたいな
特徴があるんですけど、その特徴がレイカより強い
最近そういう事が、判って来たんですが・・・
その欠点、HP上では公開できません
その欠点を補正するのが、ノウハウなので
それについては、シークレットですけど
そこを補う技術が無いと、

これも、作り難い桃太郎より、さらに苦労しますね
特に、契約栽培には、致命的な特徴になります

女房と一緒に、加子母の萩原さんの所に見に行って
萩原夫妻と、いろいろ、お話しました
特に、産直のやりかた、選果袋つめの技術的な事など
ちょうど、お互い子供が大学生と
お金の必要度も、危機感も、似通ってます
産地に同じ危機感を持てる存在が少ないんですよ
子育て最終で、子供が大学に行く状態だと
本当に生活費がいるんです
まだ、小さくても、貯金しておかないとならないです
その危機感、共有出来る人、今の所
僕は、萩原さんだけです・・・

産直用、袋つめアイテムですね
いくつコンテナに詰められるのか?
それも重要なんです、輸送コストが掛かりますからね

僕は、今まで、箱で売ってましたけど
来年から、袋詰めアイテムを始める予定なので
選果の方法も含め、テクニックが必要ですから
その事も、相談して、教えてもらいました
本当に、感謝です

最近、重大な事に気が付きました・・・
僕は、やはり生産者だった・・・・
生産者は、栽培して、出荷すれば良いんです
出荷なんですよ、出荷
でもね、産直農家ってのは、出荷じゃないんです
販売です、販売
僕は、根本的に勘違いをしておりました
営業という仕事の意味と、販売という考え
小売りと、営業会社と、自分の関係性について
目から鱗が落ちるような衝撃的な事実に
やっと気が付きましたわ

もし、萩原氏が解説して、説いてくれなければ
正直、産直農家としては、失敗、挫折、撤退になったでしょう
良い物を生産してれば、売れるなんて理論は
生産者が、出荷する理論で、
販売理論として通用する物では無いですね
ましてや、桃太郎が良くて、レイカは不味いなんて
そんなのは、世間話のレベルです

販売は、もっと奥が深いし、こっちの技量が問われる
栽培技術も、反収を求める生産者のそれでは、無く
産直農家の栽培技術という、別物が必要です
美味しいのは当然ですけど、それだけでは足りません

似てるようで違うんだ・・・・

だれでも、産直農家など出来ないと、思い至りましたわ
生産者から、考え方を販売者に変えないと成功出来ない
そう思わされました

これ、まだ書けません、重要なノウハウですし

僕も、理解し切れていないんです
これを理解してる、農家が、産地の販売会議に
参加してたら、市場も困ると思いますね
知らなければ、市場の言いなりになります
その位、違った・・・・

僕は、まだまだ、産直農家の入り口に立ったばかりだ
まったくの素人だ・・・・
そう思わされる出来事が、あっただけですけどね

まだまだですけど
頑張ります!