もう2月も終わるで! ポット土の消毒について

消毒の様子
消毒の様子

毎年恒例の、ポット土の土壌消毒ですね・・農家的には、床土の消毒と言います。  トマトを鉢上げするための、鉢 つまりポットにいれる土壌の殺菌と、一番は、雑草の種子を発芽不能にするためですね

 

方法は、だいたい二つ、一つは、クロールピクリンなどによる、薬剤消毒と  もう一つは、蒸気を使って、高温に蒸し上げて、殺菌する方法ですね  床土の場合、還元消毒というのや、夏場に太陽熱消毒もできますけど、  産地としては、蒸気ボイラーを使った、強制熱消毒が普通です。  一部にクロールピクリンを使う人も居るみたいですけど、これは、クロピクの化学成分が残留するし、雑草の種子がなかなか、不能にならない様で、一般的ではありません。 

 

蒸気ボイラーと、動憤とタンクのセット
蒸気ボイラーと、動憤とタンクのセット

農協には、助成金をもらって、購入した蒸気ボイラーがあり、組合員は、安価に借りる事ができます。  なので、蒸気消毒が産地としては、一般的ですね  ただし、恵那市のトマト農家、約50軒で、この床土を蒸気消毒し、自家製造する農家自体が、10軒程度らしいです。 

 

蒸気ボイラー
蒸気ボイラー

20アールの面積で、トマトは約4000本植えます、つまり、1本植えだと4000ポット、2本仕立てだと、2000ポット  ポット一つに必要な土は、口径12㎝ポットだと約600g 13.5㎝でも900g ですね。 最近は15㎝ポット、という人は少ないので、だいたい、トマト1本に900gが一般的ですね  それだと、10アールで、2000本、1800Kg、比重を考えても、2㎥ 程度あれば言いわけです。 2本仕立てなら、さらに半分ですみます

 

このパイプの先に、アルミ製の小さな穴が開いた、パイプがつながってます
このパイプの先に、アルミ製の小さな穴が開いた、パイプがつながってます

床土についても、最近は、購入土が流行ってます・・多くはGソイルという、最初から配合された土です、値段は30リットルで1000円近く、決して安い物ではありませんが、 農家の規模が、10アール前後の農家が多く、2本仕立てなら、1㎥、1本でも2㎥ 買っても3万~6万程度なので、買う人が増えました  ・・安い? 高い?  どっちだと思います? (笑) 

 

僕は、1本仕立てで、トマト苗を5000本使用します、 それだけじゃない、予備苗や売り物の苗もあります、その本数は2000本を超えますすし、 つまり、13.5㎝でも5500本、 12㎝でも1500本程度支度するので、大体、5㎥は必要なんですよ。  これを全部買ったら、16~18万円を超えます! 自分で蒸気消毒して自家配合すれば、精々3~5万円で済みますからね・・そりゃ、自分でやりますよ

 

最初の状態
最初の状態

つまり、産地としても、規模が小さく、年齢も高齢化してきてるから、床土を作るのがめんどくさい人が多いんですよね、土だって、ミニバックホウが無ければ、 手で、5㎥も、広げたり、混ぜたりするのは体力が要りますしね・・ なので、小規模なら、買った方が早いし、他の仕事も出来るし、重機も買う必要が無いんで、そりゃ買いますわ・・ 

 

平均10アール程度の栽培面積で、年齢も60代が多い産地ですからねえ。 上矢作町は、市内でも、面積が大きく、年齢も少し若い(笑) 農家が多いので、未だに蒸気消毒が主流です。 重機も持ってたりしますからね。 小さな農家でも、ミニバックホウがあると、なにかと便利ですよ、堆肥を混ぜたり、水路を掘ったりね・・

 

土に熱が伝わると、この様に膨らみます
土に熱が伝わると、この様に膨らみます

産地の傾向としては、高齢化、小規模化してるので、床土は、購入土に移行してますね。  新規の若手も、重機も無いし、土だって、確保出来てないし、力仕事は大変だし、面積もまだ小さいとかで、購入土が多いです。 あるいは、無消毒で、使ったりしてます・・無消毒でも、水田の土や、休んでる畑の土なら、病気の心配は少ないですけど、草が生えますね・・まあ、手で抜くだけですわ・・  

 

産地としては、購入土なら、みんな同じ! だから、みんな同じ土を買って欲しいし、使って欲しい・・ そうすれば育苗の技術的にも揃うから、好ましい・・そうなりますね。  それでも、同じ苗には、なりません 水のやりよう、追肥の違い、管理温度の違いで、トマトの姿は、まったく変わりますから、そろいはしませんけど、土が同じなら、ある程度までは、共通の話しにはなるでしょうね・・

 

産地においても、床土の配合技術という物が、無かったというのもありますね・・ マニュアルは、水田の土に、秋から籾ガラを混ぜて、寝かしておく、堆肥を混ぜる?とかね、石灰にヨウリンを使うとか・・・もう、30年前くらいの技術のままでしたから・・  僕の床土の配合は、長浜顧問の指導と提案で作り始め、育苗しながら、自分なりに配合を調節した、自家配合です・・今では、だいたい、土がつかめており、育苗も、そろそろ、追肥が必要な時期?というのも、大体同じになるので、自分自身としては困りませんし、自分の狙った苗を育苗する事ができます。 これも重要なノウハウだと思います・・・床土の配合は、本舗の土作りにもつながっています。 この技術無くして、土耕で美味しいトマトなんて作れないですよ? ハナイチトマトは、苗の土作りから始まるんです・・ここからが、ハナイチトマトだと、思っています

 

えらそうに言うつもりはありませんけど、就農当初は、本舗の土、このポット土、大きな失敗もしてますからね・・やっと、ここまでこれたというだけの話しですわ・・・・(笑)  ハナイチトマトは、土作りから始まります・・

 

頑張ります~