役員定例会と恵南合同研修会

山岡町の役員のハウス
山岡町の役員のハウス

僕も、今年から末端の副組合長やらせてもらっています・・

なので、役員定例会というのに初めて参加しました

これは、恵南4町村の組合長のハウスを

恵南各町村、正副組合長と、普及所、研究所技官、農協とで視察に回るというだけの

定例行事です


上矢作の組合長のハウス
上矢作の組合長のハウス

回って見ると判るんですけど・・

品種もタキイの桃太郎とサカタの麗果と2種類あるし

圃場のやり方、畝の立て方や施設も、同じ助成金をもらって

建造してるわけですが・・ほんと、個人差がありますね


とりわけ、標高も違うし、地質も水質も違うんです・・

みんな、個性があります


産地内で、みんな同じ様なトマトを作れるようにする事の

難しさを感じますね・・・・


串原の役員のハウス
串原の役員のハウス

役員は、一部を除いて、毎年変わります・・

変わらないのは、上矢作の組合長と明智の組合長くらいです

なので、この二人が、しばらく、恵南の代表になる予定です

あとは、どうも、持ち回りの様ですね・・


なので、そんなにトマト栽培に興味の無い人でも

組合長やってたりするので、定例会でも

熱のこもった討論? 視察? ありませんよ・・


これは産地の秘密指定にしないといけない事柄ですけど

それぞれ、トマト栽培に掛ける情熱は、バラバラなんです

これを揃えないと、そりゃあ・・・・(笑)

でも無理ですよね・・・・


掛ける情熱の違いは、トマトの違いになります・・

いくら同じ肥料を使用するように縛りを掛けても

同じようには使用しないから・・・


それに、ここで話題にならなかったのが、土の話

みな地上部は見るんだけど、地下部を見ない・・

水が漬くとか、乾くとかは話題に出ますけど

それをどうしていくか? 話題にでません

根がどこまで張ってるかとか、根張りと地上部の関係とか

出ませんでしたね・・今年の出来を見て

まあ、例年どおり・・虫の事とか、葉先枯れとか

地上部の話題だけですね・・


僕は、隅っこで、土に指突っ込んだり、ほじくって根を見たりしてましたけどね(笑)

まあ、会話には参加しませんでした・・・・


地上部の話に興味は無いんです、この時期の地下部の事が気になるんですよ


中山間農業研究所・中津川支所の研究用ハウス
中山間農業研究所・中津川支所の研究用ハウス

恵南トマト組合、合同の研修と懇親会が行われました・・

岐阜県、中山間農業研究所、中津川支所にて研修です

ここは中央リニアの車両基地の予定場所で、同じ市内に移転が

決まっているみたいです・・・

実験ハウスにて

いつも、恵南トマト組合で研修してくれる技官の説明を受け

そのあと、会議室で、研修、質疑応答です


その質疑応答で・・質問したのが

恵南の代表を務める、上矢作の組合長と明智の組合長

そしてあと3人が、僕を含め、上矢作のトマト農家!!

これが、今の恵南の現状を表しています

他の地区は質問も出ないし、

後で聞いたら質問も聞いてない人がいる (笑) 熱が入っていないんですよねえ・・

まあ、年配者が大半ですからねえ・・・


合同研修会の様子
合同研修会の様子

物見遊山じゃ無いんですけど、そういう人もいます・・

所で、この研修会のあとは懇親会なんですよ

昼から宴席を持って交流します・・これ大事なんですよ


恵南合同の懇親会、他に無いですからね・・

にも関わらず5年前から予算の都合上か?

一軒の農家から一人のみの参加、そうなったんです・・・

規模に関係無く、一軒一人・・これだと、夫婦の場合

年配者は旦那さんが・・僕などの若手は奥さんが(笑)

これは時代による夫婦の関係性を感じますけど、それはさておき


石川農園みたいに研修生とスタッフを抱えていても、

彼らには参加する機会が無いんです・・・・

これねえ、3年前から、みんな参加出来るように変えてくれ~って

僕は、役員に訴えていたんですよ・・

でも2年経っても、検討しましょうと言うだけで、変わらないんです・・

今年ようやっと変わりそうでしたが・・僕も役員になってその会議に

初めて出られたんだけど、会議の流れは五分五分でしたからね・・・

僕が、希望者、全員参加ですよ、夫婦で参加、研修生もいずれ就農するなら

みんなと顔合わせも含めて参加、参加でお願いしますよ!って、流れを

参加に引き寄せました・・言い出しっぺですからね・・・


それで、今まで組合費だけで済んだ懇親会も一人1000円の自己負担で

組合の希望者全員参加に変更されました・・・良かった~・・・

こうでないとねえ・・・


僕の事を、和を乱す人見たいに言う役員、組合長もいますけど

組合全体を考えたときに、良い方向に変えようとしてるのは

誰やねん? と言いたいですね・・変えるのは軋轢も生まれますけど

長年やってる役員が、変化を考えて無い、望んで無いように

僕には感じられますよ ・・

もっとも、考えてるけど、花村はプロセスを考慮せず強引だ! 

と言われればそうかもしれません・・・

でも、時代の流れは速いんです・・待った無しです


麗果の早期導入の為、時の組合長の家に

市場の視察レポートを持って、2回も直談判に行ったのも僕です・・

懇親会の事でも、農協の担当者と予算の状況から

どうやったら全員参加に出来るか、先に相談して

会議の時、農協の担当者から、一人1000円もらえれば大丈夫です!って

言ってもらえましたからね、担当者に感謝です・・

ちゃんと根回し、してますよ~ 


変化のあるところに花村あり! ちゃんと根回し済み (笑)


懇親会の時、当時の組合長で50年もトマトを栽培してる

僕の親父の高校の先輩である、岐阜県トマト名人から

お前は悪いヤツじゃあ無いんだが・・とか言われながら

そろそろ、俺を超えて見せろ! (たぶん反収の事だと思う)と言われました

名誉ですね・・名人が俺を超えて見せろって、可能性の無いヤツには

たぶん言わないでしょうから(笑) 

まあ、直売所で売ったりしますから、反収競争はどうでも良いんですけど

僕も、名人の目の黒いうちに、その背中を乗り越えさせてもらいます・・・(笑)

と・・返しました・・・そりゃあ50年のベテランを超える事など出来ませんけど

その気概を持って、自分のトマト栽培に取り組みます! という意味ですよ・・・・

名人には、僕の熱意は伝わってると思います。


2段ベット?
2段ベット?

トマト栽培に取り組む、熱意の違いは、トマトの違いに出ますね・・・

産地内で、一番揃わないのが、この個人の熱意でしょうか・・・

性格もありますしね・・・・


Wベット??
Wベット??

今回の研修で感じた一つに、皆、土に興味が無いんだろうか?

というのがあります・・・・土壌の病気が増えた、根張りが悪くなった・・

なら、消毒しましょう・・薬品による消毒、 あるいは還元消毒

消毒すれば、その年は良く出来る?? かもしれないけど

菌密度が一時的に下がるだけで、直ぐに元に戻ります・・・・

研修会で技官に質問しても、悪い菌が増えるから、根が悪くなる・・と言っただけで

悪い菌がはびこる環境を変える技術については言及無しでした

土壌の環境と性質については、研究所では研究されてないんですね


ある地区の組合長が、5年たって、ハウスに水が漬いてしまうけど

どうしたらいい? と定例会で言ってましたが、

みんな、暗渠でも入れるか?位の話でした・・・・・

僕のハウスは5年経って、最初は水の漬くハウスも今やまったく漬きません

そのノウハウは土壌について、40年も研究してる民間の会社の物で

僕は、それを習って、そのノウハウを導入してるんだけですけど

だから、僕も、基本、僕の技術じゃ無いから、黙っていました・・

それだって、言いようによっては、皆と違う事やってると非難されますからね・・・

聞かれなければ、黙ってる・・ この方が良いですかね?


僕のハウスは、就農から8年間、土を育てて来てるんです

だから、年々良くなってる・・決して劣化していない

そりゃあ、それなりに投資してますよ、安くは出来ません

でも、土耕なんだから、土が一番大事ですよ


ここは、土耕産地なのに、この、土について、

いい加減、適当、技術が無い・・・・

これは致命的な欠陥だと思いますね・・

定例会での、役員からして土に興味が無いのが良く判りましたからね

僕は、土が一番大事だと思いますよ・・・・


これも、変えて行きましょう! 

僕は、そのノウハウに多大な資金を投入して来たんです・・

倒産しそうになったのも土のおかげですからね (笑)・・(笑えない~)


そうです

変化のあるところに、花村あり!

僕は、どうやら・・そういう、星回り・・運命の様ですね