トマトの生育12,梅雨が明けたようです。

熱い~日々が始まる
熱い~日々が始まる

熱ううーい、夏が始まりました・・・・

良かったー、ほんと曇天続きで樹がつらそうでした

明日から晴れる、そう予想を確認し、午後から半日かけて

閉めてあった前面の上部を開けました

前面上部も開けました
前面上部も開けました

朝、曇っていて、10時頃急に晴れ間が見えると

一番、危ない状況になります

曇りは樹がそれほど水をあげていないので、急な晴れ間と温度上昇は

樹が萎れます、萎れると、いろんな障害を起こし、花が落ちたりします

急激な変化は、植物にとってもつらいのです

こんなときは、噴霧器で、水を散布したりして、トマトを守ります

 

しかし、梅雨が明け、常に熱いときは、熱いなら熱いで

植物がなれてしまい、萎れることはありません

 

こうなると急激に生育が進みます

樹が成長し、玉も伸び、色むのも早くなります

トマト農家にとっては急激に忙しくなります

また、熱いから、熱中症などにも気をつけないといけません

 

でも熱くならないと、収入になりませんから、体長に気をつけて

がんばります~

 

まだ1段目の玉が出荷を始めたばかり

他の上矢作の生産者は、もう1段目が終わっていると言うのに

今年はあまり気温が上がらず、花村トマト農園では

例年より約1週間ほど、生育が遅れている

写真で見ると、玉が隠れてしまい、葉ばかり見えるが

一応、ちゃんとトマトは着いている

 

農家なら感じると思うけど、低段が過繁茂になっている

普通はもう少し葉が少なく、玉がよく見える方が良い

実際、樹の成長が旺盛で、玉伸びは今ひとつだった

元肥や、初期の追肥は、他の生産者の3分の2程度しか入れていない

にも関わらず、6月ごろは、肥料が効いている

冬場の貯め水、代掻きでは、抜けきらない未分解の成分が

多少なりともまだ影響していると思うが

それも昨年に比べたらまったく、少ない

昨年はこの気温の上昇とともに、どかっと出てきて

何もしないのに、手のつけられない肥料過多に陥り

苦労したことに比べれば、1月早く、また量も少ない

何とかなるかな~、今年は何とかなるかな~

祈るような気持ちで、毎日、トマトを観察し、慎重に

追肥をしながら管理しています

 

急激な暑さにも萎れないトマト・・・・

梅雨が明けて萎れるようでは困ってしまう

曇天が続くと根も弱ってしまう、根が弱ると萎れの原因になる

梅雨の間も根が弱らないように管理しないといけない

 

種をまいてから、収穫が始まるまで、本当に毎日毎日

いろんな管理をして、丹精込めて育てたトマト

これからようやっと収穫が出来ます

 

ただ、植えといて、トマトがなったら採って出荷するだけ・・じゃん

普段ひまじゃないの~、良いなあ・・・・

そう言った人がいました

 

やってみろって・・・・ただ植えといても良いトマトは出来ない

本当に、命削って栽培してるような感覚になってきます

だから、トマト一つに魂込めてって言うのです

魂は熱い苦しいから、愛にしてくださいね~

デザイナーの舟橋さんのアドバイスから

トマト一つに愛情込めて・・・・これに変更しました

本当に、本当に、ここまで、一生懸命、丹精込めて育てました

いよいよ、これから出荷します、どうぞ買ってみて、食べてみてください。

実際、初期の出荷の状況から

今年はどうにか、土壌がようやく安定したようで

4年ぶりに、最初から良い状態のトマトが栽培出来ました

この3年は初期から窒素があふれ、玉が乱型になり、品質の低下を起こしまし

冬場に貯め水し、堆肥をやめて、土作りに苦労して

それでも、6月後半に窒素が発生し、今も、それを見極めながら栽培しています

 

そんな状態でも、昨年よりはだいぶ、ましな状態になりました

味も、十分に乗り、糖度だけで無く、コクと言うか旨みがあります

水耕栽培や溶液栽培を否定するつもりは無いですが、土耕にこだわる訳が

ここにあります、このおいしさを出すために、土作りからこだわる

そうでないと、システムが作るおいしさだと、資金の豊富な大企業が

資本を掛けて作った野菜工場に負けてしまう

 

個人農家は、トマトと一緒に、

栽培に掛ける情熱

トマトに掛ける愛情も一緒に

販売しています

 

どうぞ、ハナイチトマト、味わって見てください

レイカの様子
レイカの様子

農家が丹精込めても

市場に出ればただのトマト、野菜の一つ

農家の熱い思いも、需要と供給の関係で金額が決まります

時には、原価割れにもなります

バイヤーから見れば、買ってやるから、いくらにしろって

良い物を、より安く仕入れる事しか、考えていないのでしょうね

 

うまいまずいもありますが、うまくなるように手を掛けています

確かに、コストを考えて、安く作られたトマトもあります

でも、大概の農家は、一生懸命に自分の技術を磨いて、切磋琢磨して

栽培しています、僕も一応

原価も管理し一定の相場で利益が出せるような体制を取っています

 

それでも、市場は、とにかく安く、安くです

年金のもらえる、年寄りの農家は、まだ良いです、そんなに手も掛けないし

たたかれても、耐えられます

僕の様な、年金を掛けている年齢の農家が最初に倒れる

 

なので、たたかれない販売体制を模索するのは当然の帰結ですね

ハナイチトマト、普通には農協の共同選果に出していますので

このままだと、栽培にこだわっても、あまり意味がありません

 

まずは、規格外品から最寄りの直売所にて、販売しています

将来的には、ネットの販売、お店にハナイチトマトでの出品など

いろいろ検討していきたいと考えています。

朝5時から働いて、午後7時に帰ってきたら

しまった、今日はゆきこま会の日だった・・・・

女房と息子はいないし、飯の支度も無いし、娘と親父はいるし

よーし、気合いだ!!ー、親父の栽培した夏野菜全部放り込んで

夏野菜カレー、キュウリのサラダ

 

困ったときはカレーとスパゲティーとそうめんから選択・・・・

40分でご飯の支度、当然晩酌しながらの調理、片付け

 

それから、フェイスブックとブログ・・・・

夏はブログもあまり更新出来ませんが、背一杯

持てる力を出し切ります~